大切な住まいに必要なものの1つ、それは高断熱化です。
住宅の断熱性能を上げることにより、主に2つのメリットがあります。
断熱性能を上げることによるメリット1つ目は、 換気が正常に機能します。
気密が良くないと、家の隙間から給気し排気口から取り込んだ空気を排出するため、住宅の換気が正常に機能しません。
空気が計画通り換気、循環することで、シックハウス症候群等の深刻な健康被害リスクを減少させ、健康を維持できます。
断熱性能を上げることによるメリット2つ目は、 光熱費を最適化できます。
気密が悪いと住宅の中で温めたり冷やした空気が隙間を通して外部へ流出することで、その分のエネルギーが無駄になり光熱費が余分に掛かってしまいます。
厚生労働省が定義する「建築物環境衛生管理基準」 の 2 空気環境の調整
には、建築物内の温度は17℃以上28℃以下、相対湿度40%以上70%以下を維持することで快適な環境を実現できる旨が記載されています。
湿度管理の重要性
ダニやカビの制御の観点からも、断熱性の高い家にすることが重要です。
例えば室内相対湿度が55%だと、ダニは干からびてしまいますが、70%前後だと活発に動き回ります。
断熱性の低い家の場合、冬場に暖房すると天井は30度、床は10度等気温差が大きくなります。温度が1度下がると湿度は3-5%上がるため、この場合床の湿度は90%前後にまで上がり結露が出来てしまいます。
室内の温度をなるべく均一にできるのは、断熱性能の高い家だけです。
弊社では予算上問題無ければ、高断熱仕様を標準に施工いたします。
- 屋根断熱材: グラスウール14K 1550mm
- 壁断熱材: グラスウール14K 850mm
- 床断熱材: グラスウール14K 800mm
- 浴室断熱材: スタイロフォーム 500mm (立ち上がり)
- 窓: YKK AP 330 複層樹脂, シャノンウインドIIs 複層樹脂
- 玄関ドア: YKK AP K3グレード断熱ドア
更に断熱性能を上げたい場合は、ご相談下さい。
- 外張り付加断熱
- 玄関土間断熱
- トリプル樹脂サッシ
- 高断熱ドア
- 全館空調システムを利用して熱交換率90%以上を保つ
断熱性を高めるために施主様として実践できること
断熱性能を上げるという観点から、施主様が意識して選択・実践できることは多くあります。
- 断熱欠損させないために外戚側に極力コンセントを付けない
- 断熱性能の高い玄関ドアを採用する
- K3 グレード以上
- 玄関ドアの採光を最小限にする、もしくは無くす
- 勝手口を作らない
- 同時給排のダクトに熱橋にならないよう、断熱材を巻いてもらう
- ト
等、間取り設計段階で検討したい事項が幾つかあります。
オプション断熱処理
断熱性能を高めるため、次の施工をオプションで行います。
- 同時給排のダクトに熱橋にならないよう、断熱材を巻く
- 外張り断熱工法を採用する
- 玄関断熱施工
- 玄関が結露すると白蟻被害にあいやすいので玄関断熱が有効です